大学院を卒業して半年が経つ。1年前はとにかく必死で、やりたかったことを全て形にできたわけではなかったので、修了制作や作品解説を執筆する中で、どんなことを構想していたのか、書き残しておこうかなと思います。
修士1年 学年末プレゼン
修了制作のプランを、レポートとプレゼンの両方の形で提出する課題が出された。その課題の指示が、曖昧でよくわからない感じの文章で、困った。私の企画するアートプロジェクトは、「作る側」と「作らせる側」の関係が生まれる場なので、「なんでもいいよ、などと曖昧な指示を出すのは、一見すると民主的かもしれないが、作らされる側にとってはストレスである」という批判を含めた。
あと、美術研究科なので?レポートにドローイングを添付することになっていた。しかし、私は絵を描く人間ではないので、思考のプロセスがわかればいいのだろうということで、↓のブログのスクリーンショットを提出した。
4月仲町の家での「編む手/解く手」実施


毛糸を介したコミュニケーションなので、子どもからお年寄りまで、日本語話者に限定せず参加できることをアピールするために、日本語・ひらがな・英語のチラシを作成した。そもそも参加者の母数が少なかったので、3種類用意したからといってチラシの効果が出たという実感はない。単にアリバイ作りという感じ。
初めての記録写真と参与観察
美術研究科を支配しているモノ中心思考への反抗心から、「毛糸を編んだり解いたりする」という、最終的に形が残らないプロジェクトをすることにした。その上で、その場に参加しなかった人に向けて、プロジェクトのことを伝えるにはどうすればいいだろう?ということで、アートプロジェクトのアーカイブについて考えていた。そこで、参加している人の様子を写真とテキストで記録することにした。
つづく