私は大人になるまで、人見知りで友達付き合いの仕方がよくわからないことがコンプレックスだったこともあり、社交的であることへの憧れがうっすらあった。
大学の指導教員のお家は、いつも教え子や仕事仲間が出入りしていた。先生は料理を一切しないと言いつつ、整理整頓が得意で、台所の引き出しに「ラップ」「さい箸・お玉」などの一目瞭然テプラが貼られており、初めて訪問した下っ端学生でもテキパキ働かざるを得ない。パブリックスペースとしての意識の高さはここで学んだ。
寮を出てアパートに住み始めてから、コロナ禍が明けた時期でもあり、積極的に人を呼んでご飯を食べたり、いつでも泊められるように部屋づくりをした。
とうとう、友人の友人くらいのほぼ初対面の人までうちで一緒に料理をして遊んだりできるくらい社交的になってきたなぁとしみじみしていたときに思い出した。
幼稚園から中学まで一緒だった子のお母さんが、最近リフォームをしたという会話の流れで、「今度ゆっくりお風呂でも入りに来て〜!」とうちの母を誘っていた。たしか中学生だった当時、友達の家にお泊まりに行かせてもらえたことも、友達を泊めたこともなかった私は、(どんなお風呂!?銭湯的なこと!?)と全然想像がつかず衝撃を受けた。
たぶん一般家庭のお風呂(リフォームしたて✨)ということだったのだろうけど、私もお風呂で誘えるようなお風呂を目指したいと思った。