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生理とセックス2

PMSや生理痛でさすがに生活に支障が出ているし、周りの身近な人をネガティブな感情に巻き込んでしまっていて、これ以上他人に迷惑をかけるわけにはいかない、と思って婦人科に行った。

かれこれ3年くらいはPMSと生理痛が酷かったのだけれど、自分はただ女性の身体をもって生まれただけで、なぜ自分の財布からピル代を払わねばならないのか、そんなの理不尽だろと思っていた。風邪みたいに治ったら飲まなくて済むような一時的なものではなく、閉経するまで一生ピル代を払い続けるかもしれない。

現代の女性は、昔に比べて一生のうちに出産する回数が減って、その分月経の回数が増えているのでその弊害が現れているといわれている。低用量ピルを飲んでいれば、その間は妊娠中と同じ状態になるので、生理に悩まされることはなくなる。よく考えれば、子どもを何回も産み育てるより、月1000円のピル代を払う方が安いのではないか。子どもを産むよりピルを飲もう。

余談だけれど、女性はピルを飲んでいる間排卵を止められるが、男性の身体から精子が出てくるのを止める手軽な方法は全然ない。パイプカットの手術はあるけど、薬を飲むだけみたいな手軽さはないし(ピルを毎日飲むのも大変だけど)、一度手術をしたら元に戻せない。女性が飲むピルのように、一時的な避妊方法として「精子を体外に出さない」という選択肢がない。子どもを望まない間だけ精子が出てこないようにして、子どもを望めば精子を出すようにするというコントロールができれば、望まない妊娠を防ぎながら変わらず子どもは生まれる、社会にとってはメリットがあるのではないかと思うのだけど。